OFF T!ME|目をOFFにすると、発見がある。

日本ブラインドサッカー協会が運営する、ブラインドサッカー体験プログラム「OFF T!ME」のブログです。ブラインドサッカーで培ってきたものが、コミュニケーション、チームビルディング、ダイバーシティ理解に効果をあげています。

OFF T!MEインタビュー!!-とよさん-

こんにちは!ブラインドサッカー選手のけいちゃんです。
2024年も始まりましたが、みなさんが今年の楽しみにしていることはありますか?けいちゃんはなんと言ってもパリ・パラリンピックです!ブラインドサッカーは男子日本代表が出場しますので、一緒に応援しましょ:)

 

それでは、OFF T!ME インタビュー第5弾。ぜひ、お楽しみくださいね♪
今回は、ワークショップと同じぐらい懇親会が大好きな”とよさん”こと特別支援学校で教員をしている田中豊大さんです。

ボールを鳴らすとよさん

けいちゃんが紹介する”とよさん”
とよさんは勉強熱心で、なんでもこなせちゃうタイプの方です。かといって、ビール大好きで、一緒に飲むと楽しいです!

 

けい:とよさん、いつも、ありがとうございます!今日もよろしくお願いします。

 

とよさん:けいちゃん、よろしくお願いします!まっちゃんも遠いところまでありがとうございます^^

 

まっちゃん:よろしくお願いします。

*この日は、まっちゃんがどうしてもけいちゃんと一緒に行きたいとい言うので、ところどころ登場します。笑

 

けい:では、早速、聞いちゃいますね。とよさんがブラサカやOFF T!MEを知ったきっかけはなんでしたか?

 

とよさん:10年ぐらい前から競技自体の存在は知ってた。テレビで見たこともあった。ただ、やってみたいという思考はなかったな〜。

 

けい:10年前はちょうど体験会が広まって、OFF T!MEが始まったぐらいですよ。その時から時が経って、何がきっかけで「今、体験したい」と思いました?

 

とよさん:(笑笑)職場で聴覚障がいの子どもたちと関わるようになって、”障がい”について知りたいと思っていた時に、友人がOFF T!MEを紹介してくれたことがきっかけかな。

 

けい:口コミ、嬉しいですね!紹介された時、すぐに参加したいと思いましたか?

 

とよさん:やる側になると思ってなかったけど、面白そうって思った。

 

けい:最初に参加した時、どうでした?覚えてますか?笑

 

とよさん:覚えてますよ。四ツ谷に1人で参加して、けいちゃんたちが入り口で暖かく迎えてくれたね。

とよさんが最初に参加した回終了後の集合写真

けい:目が見えにくいって気が付きました?笑

 

とよさん:最初にけいちゃん見た時は、当事者でなく、髪の毛の色を抜いて染めてるだけだと思ったよ。

 

けい:よく言われます。笑 

 

けい:体育館入ったら、誰も知っている人がいなくて緊張しました?

 

とよさん:最初のワークでペアになった方も初めてって言ってたので、心強いって思った。準備運動で緊張感がゼロになりましたね。

準備体操をするとよさん

けい:初めての目隠しはどうでしたか?

 

とよさんアイマスクの付け方が分からなくて、近くの人と確認しあった。それに、初めてだったし、光もなくなるから怖かった。無になった。 

 

けい:今はどうですか?

 

とよさん:毎回怖いよ。でも、今は、アイマスクを付けて見えない状態の感覚を取り戻すのが速くなった気がする。毎回、最初に防御の姿勢を教えてくれるので、段々と怖くなくなる。

 

けい:よかったです!各回の違いとかありますか?飽きとか感じますか?

 

とよさん:飽きないですね。メンバー違うし、内容も違うので、、、。この回は話す人多いから、聞くのを大事にしようと思って、聞き手に回ろうって思う。

 

けい:おお!俯瞰して見れていますね!

 

とよさん:そうね。それで、自分が声を出す回もあったり、体育会系が多いと声出しまくるとか、毎回新鮮だね。

 

けい:そうなんですよ!自分たちも参加者が毎回違うので、「この回はどんな感じかな〜」って、いつも楽しみにしているんですよ。

仲間にボールの場所を伝えるとよさん

とよさん:違うと楽しいよね。笑

 

けい:そうですね!違いを楽しめるのはいいですよね!今はアイマスクすることにも慣れてきて、体験自体はどうですか?

 

とよさん:1番最初は疲れた。人生初めて手話だけで授業を受けた感覚と同じになった。体がこわばる感じがして、酸欠になった時の感覚と似てた。

 

けい:すごく不安だったんですね・・・。

 

とよさん:そうね。話すことも多いから喉が渇くし、懇親会あるけどどうしようってなった。

 

けい:お申し込みの時点で懇親会へ”参加”ではなく、”検討する”でしたもんね。

 

とよさん:そうそう。体験で楽しかったから、懇親会も参加した。結果、めっちゃ楽しかったし、ビールもたくさん飲んだな。笑

 

けい:体験と懇親会の両方に参加しているとよさんに聞いちゃいますね。OFF T!MEの1番の魅力はズバリなんでしょうか?

 

とよさん:けいちゃんに会えることかな。笑

 

けい:それ、大文字にして出します!笑

 

まっちゃん:今のカットでお願いします。笑

けい:カットしません!笑)

 

とよさん:本当だよ。視覚障がいの当事者に会えることは魅力だと思うし、人によって話す内容が違うので、聞いていて面白い。けいちゃんは先天性で、カズさんは中途とか、それによって困ることとか、知らないこと知れるのは楽しいと思う。

カズ選手との集合写真

けい:ありがとうございます!カズ選手との見え方が真逆なんですよ。こからもたくさんお話しましょう!選手や参加者同士で話をたり、体験したり、飲んだり、何が1番楽しいですか?

 

とよさん:気付きが多いところかな。仕事で関わる子どもたちは工夫して生活しているし、自分も工夫の毎日。聞こえない子どもたちには「目で聞く」っていつも言っていて、オフタイムで「音を見る」って教えてもらって、仕事に繋がってると思った。

 

けい:目で聞く。確かに繋がっていますね!

 

とよさん:みんな出来るための方法を探して、工夫を練り出すワークはまさに自分の仕事と同じだと思った。「工夫すると無理だと思ったことが出来るようになる」って、いつも子どもたちに言っていることなので、改めて気が付いたかな。

 

けい:それで、同じ職場の方と一緒にご参加いただいているんですね!1人と友人で参加する時の違いとかありますか?

 

とよさん:1人の方が良いかも、、、。すっごい良いから行ってきてって言われて、場所分からないし、サッカー経験者いっぱいいるのかと思ったからハードル高いって感じた。みんな初心者同士が多いから安心感があったなー。それに、1人の方が他の方と打ち解けやすい感じがする。

 

けい:そうですよねー。選手に質問しようと思っても、友達の前ですとちょっと恥ずかしいですよね。

 

とよさん:質問ねー。当事者からの話を聞けるのはよかった!

 

まっちゃん:どんな話がよかったですか?

 

とよさん:見え方は人によって違うし、同じグループに進行性の視覚障がいの方が偶然いて、その方の人生の話も聞けたね。紹介した方も参加した後に当事者からの話が良かったと言ってたよ。

 

けい:それはよかったです!話すのが好きな人が多いんですよ。話の他にどのコンテンツが印象深いですか?

 

とよさん:みんなで列に並ぶワーク。難しいけど、達成感が味わえる。あとは、チーム戦のワークかな。僕、勝ったことがないんだよな〜。勝ちにこだわりつつ、チームの世界観がある。その世界観が好き。

列に並ぶコンテンツ

まっちゃん:サッカー未経験でもこのコンテンツを楽しめましたか?

 

とよさん:サッカー未経験者が多いし、ブラサカのワークショップなので今ぐらいがいいと思う。蹴ることが多めじゃない方が初心者にとっては気付きが多いと思う。

 

けい:”気付き”というワードが出ましたが、オフタイムに参加して何か役に立つことありましたか?

 

とよさん:粘り強くなったと思う。生徒との関わり方に影響が出たかな。教え方が変わったというよりは、”諦めるのではなく、工夫してみて”と今まで以上に催促出来るようになった。

 

けい:障がいがあるなしに関係なく大事なことですもんね!

 

けい:ずっと気になっていたことなんですが、子どもたちは声が聞きづらいと人の感情が分かりにくいところとかありますか?私が人の表情が見えないので、声だけで判断していると、時々分からないんですよね。

 

とよさん:聴覚障がい者はチャットとかで文字のトラブルが多いんですよ。”相手にとっての優しさは何か”とか”相手の意思”の想像力は大事で、いつも感情を想像しているようです。障がいとか関係なく、相手を想像するところはリンクする部分あるよね。

 

けい:ありがとうございます!同じです。想像でしかないので、間違いを起こさないようにコミュニケーションが大事ですよね。同じ職場の方々もよく一緒に参加されていますが、皆さんの反応はどんな感じですか?

 

とよさん:僕、要らなかったぐらい、みんな楽しんでたし、何かを発見してたみたい。それに、みんなで試合見に行きたいって言ってるよ。

 

けい:嬉しいです!自分たちは「1人でも多くの方に”障がい”に対するステグマを薄くしていきたい」と思ってこの活動を続けているので、本当に嬉しいです!その中で友だちと同じように思ってくれるのが1番嬉しいです!!最後にひと言をお願いします。

 

とよさん:多くの人に参加してほしい。僕も同じ学校の違う学部の人に声かけているので、皆さんもぜひ!

 

けいちゃんのつぶやき

私自身が、このインタビューを通じて、聴覚に障がいがある子どもたちについて知る良い機会になったと思います。”障がい”は違うけど、工夫をして生活しているところ、人の感情を想像するところは同じだと感じました。それは、障がいあるなしに関わらず誰しもがやっていることだと思います。先日、まっちゃんと伊豆大島へ体験会へ行きました。目で景色を楽しむことは出来ないかもしれませんが、飛行機の揺れ、嗅覚で椿や潮の匂い、聴覚で鳥の声や波の音、味覚で「べっこう寿司」を楽しみました。目が見えにくくても、みんなと違っても、マイノリティーでも、人生を楽しめることをOFF T!MEを通じて多くの方に伝えていきます。なので、皆さん、視覚を遮断して新しい世界を見付けてみませんか?

 

今後の開催日

◎3月15日(金) 19:00-20:30 / 会場:高田馬場

◎3月22日(金) 19:30-21:00 / 会場:四ツ谷

◎4月12日(金) 19:00-20:30 / 会場:高田馬場

◎4月26日(金) 19:00-20:30 / 会場:神田

◎5月24日(金) 19:00-20:30 / 会場:神田

※毎回、現役のブラインドサッカー選手が参加します!

※ボールを使用しますが、練習して試合出場が目的ではないため、運動が苦手な方もお楽しみいただけます。

※HP / お申し込み:https://www.offtime.jp

伊豆大島の海

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年そして2024年-けいちゃん-

こんにちは!ブラインドサッカー選手のけいちゃんです。

もうすぐ2023年が終わろうとしています。けいちゃんの今年の一字は「率」です。理由はオフタイムの時にご説明しますね!

 

今年は322名の方にOFF T!MEへご参加いただきました!

発信する、聞く、相手を思いやる。

シンプルで、言われてみれば当然のことだけど、意外に忘れていることが多い。
アイマスクをすると、そんな当たり前のことに気が付くことが出来ます!


小学生の子どもたちは、アイマスクをしている相手に言葉で伝わらなければ、手を取って教える子が、圧倒的に大人よりも多い。そして、ボールを見失った仲間へのかけ声は、近くまで行ってから伝えようとします。大事なのは、どうやったら相手に伝わりやすいかですね。

 

腕を曲げて、ぐるぐる〜、ぐるぐる〜:)

 

みんなどこ〜?ここだよ〜。仲間の声が聞こえると嬉しいな♪

 

仲間がいるから安心だ!



見えないと最初は不安だけど、だんだん楽しくなって来たぞ!

 

日本ブラインドサッカー協会のビジョンは、ブラインドサッカーを通じて視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会を実現することです。このビジョンに向けて障がい者のみにアプローチしても実現しないため、個人の大人へもアプローチしています。それが、このOFF T!ME。

ご参加いただき、伝える側、伝えられる側を順番に体感しながら、どういう状況が当たり前に混ざり合っている社会なのか、それに向けて自分は何が出来るのかを皆さんと一緒に考えていきたいです!

 

2024年8月にはパリ・パラリンピックがあります。ブラサカ男子日本代表が出場しますので、皆さんで一緒に応援しましょう!

OFF T!MEインタビュー!!-かんちゃん&みゆき-

こんにちは!ブラインドサッカー選手のけいちゃんです。

読書、スポーツ、どんぐり、紅葉の秋。みなさんのイメージする秋を教えてほしいです!

OFF T!ME インタビュー第4弾。ぜひ、お楽しみくださいね♪

 

今回は、OFF T!MEパートナーの株式会社アセットリードより”かんちゃん”こと伊藤幹さんと、”みゆき”こと井守巧さんにお話を伺います。

※途中で笑い出す可能性がありますので、お1人で読むことをおすすめします。笑

 

けいちゃんが紹介するかんちゃん

入社から営業一筋の頑張り屋さん!友人、同僚、ご家族思いで、いつも真面目にコツコツと仕事しています。周りの信頼も高く、上司部下、お客さんから高い評価を受けて、現在では営業部に欠かせない存在です。OFF T!MEでは全員に気を配り、アイマスクしている仲間への説明で困っている方がいると、さりげなく寄り添ってサポートしていることが多いです。

 

けいちゃん紹介するみゆき

同期の中ではトップクラスに急成長中の新人さん。誰とでもすぐに仲良くなれちゃうコミュニケーションお化けなので、初対面でチャラいや不真面目と思われることがよくある。決してそんなことなくて、実は緊張していたり、物事を成功させようと何回も練習したりしています。OFF T!MEでは、緊張していて自分からあまり声を出せない方や、サポートが必要な方のところへ真っ先に駆け寄って、声をかけにいくことが多いです。

 

みゆき:よく見てますねー。笑

写真:左側みゆき、真ん中けいちゃん、右側かんちゃん

けい:でしょー。笑

 

かん:みゆきの評価高いじゃん。笑

 

けい:結構高いよ!では、改めて、かんちゃん、みゆき、よろしくお願いします!お2人は同じ部署ですよね?

 

みゆき:そうです!入社した時からいつも気にかけていただいています。

 

けい:おお!それは嬉しいね!

 

みゆき:はい!先輩なので。

 

けい:アセットリードという社名を聞いたことはあるけれど、実際に何をしているのか分からないという方もいらっしゃると思いますので、かんちゃん先輩、簡単に会社紹介をお願いします!

 

かん:先輩。笑 

 

かん:不動産で資産運用をサポートしてます。具体的には、土地を仕入れて、マンション建てて、ひと部屋単位でお客さまにご紹介をしています。また、最近では実物で所有するだけでなく、小口化をしてクラウドファンティングにより運用していくようにもなりました。

 

けい:みゆき、学生にも分かるように説明をお願いします。笑

 

みゆき:1人暮らしとかで借りている家には、通常はオーナーさんが1人いて、その方に家賃を全部支払っていますよね。その家賃を受け取る側になるということですよ。クラウドファンディングは、1つの部屋に複数のオーナーさんがいるイメージです。1つの部屋に対して、みんなで少しずつお金を出し合って、支払われた家賃もみんなで分けていくので、1人ひとりが少ない金額でオーナーさんになれるというものです。弊社は不動産投資を介して、みんなに幸せになってほしいので、このやり方を取り入れました。ひと言で言いますと、みなさんも払う側から、もらう側になれる仕組みです!伝わりますかね?

 

かん:めっちゃ分かりやすい!成長したじゃん!笑

 

みゆき:自分、今、めっちゃ緊張してます。さっきまで、話す練習してました。笑

 

けい:分かりやすい!1人が1つの部屋を所有することも出来るし、みんなで少しずつお金を出し合えば、1つの部屋をみんなで所有することも出来るんだね。ということは、お金がなくても、知らない方と一緒にクラファンすれば、共同オーナーになれるってことか。

 

みゆき;そうです!

 

けい:なるほど!理解出来た!そんな、不動産関係の会社が、なぜ、ブラインドサッカー協会のパートナーになったんですか?

 

かん:弊社代表の北田の身近なところに障がいを持っている方がいて、小さい頃からその方をサポートする機会が多かったようで、大人になってからは、その方だけではなく、色々な方へも何かサポート出来ないかと考えいていたそうです。そんな時に、株式会社クリアソンの剣持さんに出会って、剣持さんが所属しているサッカーチームやブラサカ協会について話をしたことがキッカケです。

 

けい:あ!剣持さんが所属しているクリアソン新宿のメインパートナーがアセットリードですもんね!クリアソン新宿を運営している株式会社クリアソンは、ブラサカ協会のアライアンスパートナーでもあるので、剣持は直属の上司です。笑 

 

かん:僕も入社した時からお世話になっています!笑

 

けい:やっぱりそうですよね!困ったら助けてくれる優しい方ですよね!笑

 

かん:その優しい剣持さんからブラサカ協会のこと聞いて、ビジョンに共感したので、2014年からパートナーになりました。

写真:左上は女子日本代表、右上は国内大会、左下は男子日本代表、右下はOFF T!ME

けい:今が2023年なので、もうすぐ10年、1番長いぐらいですね!この約10年間でブラサカ協会と色々な取り組みをしてきましたが、1番印象深いのはどんなことですか?

 

みゆき:僕もそれ聞きたいです。

 

かん:2015年に代々木で開催されたアジア選手権に他の企業と一緒に協賛したことかな。日本で初めて開催された世界大会なので、多くの方にブラサカを見てほしいと思ったそうです。

 

けい:海外から5ヶ国、日本を含めて6ヶ国で戦ったんですよね。お客さんがたくさんいて、日本戦は満員!運営していてめちゃくちゃ嬉しかったです!みゆきは海外のプレー見たことある?

 

みゆき:動画やパプリックビューイングではありますが、海外のプレーを生で見たことないので、機会があれば見てみたいです。

 

かん:みゆきは、お客さん側ではなく、けいちゃんと一緒にお客さんにブラサカの魅力を伝える側でしょ。笑

 

みゆき:ま、そうですね。笑

 

かん:あの大会で、多くの方にブラサカの魅力を伝えることが出来たので、本当によかったです。ブラサカ協会と一緒に活動していく中で、会社的には、社員もそうですが、多くの方が障がいに対する考えが良くなっているという実感があり、個人的にもブラサカ協会が掲げているビジョンに近付いている感じがします。当時は、北田の”身近な人をサポートしたい”という個人な思いでパートナーシップを始めたようですが、だんだんと会社全体がJBFAのビジョンに共感するようになって、ずっと一緒に活動していきたいという思いが強くなってきて、気が付いたら、パートナーシップももうすぐ10年ですね。

 

けい:ビジョン実現に向けて大会パートナー以外にも、社内でブラサカ研修をたくさんしましたよね。選手として何回か行きましたが、行くたびに友だちが出来て、個人的にはすごく嬉しかったです。笑

 

かん:そうです!社員研修として取り入れたのはもちろんですが、コロナの前までは、ブラサカ研修を入社選考としても取り入れていました。

 

けい高田馬場の体育館でやりましたね!内定者研修や新入社員研修はよくありますが、入社選考に取り入れた企業はアセットリードさんが初めてで、そこから需要が広がったイメージです。

 

かん:採用側は視覚を奪われた状態でリーダーシップを発揮出来ていたか、コミュニケーション取れるかとか見ていましたが、選考される側は、みんなライバルなのに仲良くなっていました。笑

 

けい:また、機会があれば、選手として行きますので、ぜひお願いします!

 

かん:けい選手!笑

 

けい:そのけい選手が、試合に勝ったことよりも嬉しいのは、みゆきがみんなを誘って、大会のボランティアに来てくれることかな。

 

みゆき:自分は会社関係なくブラサカ協会の理念に共感しているので、ほぼ毎回行くようにしています。

 

けい:成田にみんなで来てくれた時は神と思ったもん!都内の時は来てくれる方はいますが、都心から少し離れると来てくれる方少ないです。アセットリードのみんなで片道約2時間かけて来てくれた時は本当に嬉しかった!

写真:大会TシャツでOFF T!MEに参加する”みゆき”

けい:ブラサカ協会、ブラサカ男子代表、ブラサカ女子代表、スポ育の活動をサポートしていただいていますが、なぜ、”OFF T!ME”のサポートもするようになったのですか?

 

かん:会社として社員はもちろんですが、色んな方に自分を高められる機会を提供したいと思っています。自分もそうですが、会社全体が”OFF T!ME”に参加すると得られるものがあるし、初対面でも仲良くなれるので、あの空間がすごく良いと思っています。

 

みゆき:同じようなことを学べるセミナーなどはありますが、スポーツを通じてのワークショップは少ないので、貴重な機会だと思います。そして、誰でも気軽に参加できるのが良いと思います。

 

けい:そう言っていただけて、すっごく嬉しいです!

写真:かんちゃんとみゆきが参加した"OFF T!ME"

けい:”OFF T!ME”にたくさんご参加いただいていますが、初めて参加した時はどう感じましたか?

 

みゆき:参加してみて、普段は何も考えずに当たり前に生活していますが、それが当たり前じゃないと思いました。障がいがある方の気持ちになれたし、新鮮な感じです。それに、単純に楽しかったです。

 

けい:日常生活やお仕事に活かせそうなことなど、ありましたか?

 

みゆき:電車乗る時に障がいがある方に意識を向けることが出来るようになったと思います。白杖を持ってる方に声をかけたことがあって、今までは声をかけたいけど、出来なかったので、今は出来るようになりました。重い荷物を持っている方とか、サポートが必要そうな方に声をかける勇気が出ました!

 

みゆき:仕事の時は・・・(かんちゃんの方をチラッ)

 

かん:(にやにや)

 

けい:大丈夫だよ!笑

 

みゆき:ブラサカは目を隠して相手に伝えるので、分かりやすく端的に伝える必要があって、上司に報告する時も、"OFF T!ME"の時と同じように、端的に分かりやすく話すことを意識しています。

 

けい:嬉し過ぎるよ!

 

かん:良くなってると思う!

写真:みゆきの活躍

けい:かんちゃんはいかがですか?

 

かん:営業なので、お客さまへの伝え方を意識することが多いです。プログラムの参加者もそうですが、お客さまも色々な方がいらっしゃるので、その方に伝わるように、話し方や言葉選びなどを意識しています。

 

かん:”OFF T!ME”に参加するまでは、障がいがある方との接点なかったので、話せるかなとか、何をサポートしたら良いか分からず、心配が多かったです。でも、選手と話をして、自分たちと同じで、心配しすぎなくてもいいし、普通なんだと思った。

 

けい:ありがとうございます!同じ体験をしても人によって感じることなどが違うので、それを教えてくれたことが素敵に思います!

 

けい:何回も参加していて、パスなどの技術や伝えることが上達しているので、今後は選手として試合に出ませんか?笑

 

かんアイマスクして試合をやってみたいと思う!毎週参加していた時期があって、ボールを追いかけるワークは誰よりも速く出来ると思ってたし、PKを蹴るワークでは助走してみたりした。大会のボランティアに参加した時にドリブル練習したりして、試合出れると思ってた。体験というよりも毎週練習に行ってる気分で楽しかったよ。

 

みゆき:自分も試合に出れると思います!隠してますけど、コーンに当てるゲームは成功率8割ですからね。笑

 

けい:社内でチーム作って、対戦しましょう!

 

みゆき:やっぱり、ちょっと考えます。笑

写真:かんちゃんの活躍

けい:対戦も考えつつ、お2人が考える”当たり前に混ざりあう社会”とは、どんな社会ですか?

 

みゆき:身近でいつも障がいがある方と一緒にいるから、もう混ざっていると思うなー。企業や行政で障がいがある方働いているし、障がいがあるとか、ないとか、気にならないからなー。

 

けい:かんちゃんは、どうですか?

 

かん:そうだなー。同じ考えで、街中にいらっしゃっても気にならないですね。

 

けい:おお!嬉しい!多くの方がお2人と同じような考えになるために会社や個人として、どんなことが出来そうですか?

 

みゆき:JBFAパートナーじゃない企業にJBFAを紹介したり、パラリンピックやニュースでブラサカを知って、関わりたいけど関われていない方に、関わるきっかけを提供したいです。それに、ブラサカ協会があって、理念を持っている方がいることを知ってもらいたいので、会う人にブラサカを体験できる機会があることを伝えまくります!

 

けい:かんちゃんは?

 

かん:以前プレゼン力セミナーに通っていたことがあって、3分でスピーチする機会があって、3分間でブラサカを紹介した。個人的には、そういうところでちょこちょこ広めてるよ。

 

かん:会社としては、引き続き多くの方に体験出来る機会を提供したいです。体験することによって、得られることや障がいがある方のサポート方法も知ることが出来ますしね。

 

みゆき:自分たちだけじゃないと思いますが、お客さまや普段関わっている方にもサポートが必要な方がいらっしゃると思いますので、引き続き多くの方に体験する機会を提供したいですね!

 

けい:ありがとうございます!”当たり前に混ざり合う社会とは何か”、”障がいがあっても、自分たちとあまり変わらないんだ”と考える方が1人でも増えると、誰もが過ごしやすい社会に近づくことが出来ると思いますね。

 

かん:そんな社会になれるように、僕らもずっとサポートしていきます!

 

みゆき:そのために、会社のみんなで、どこにでもボランティア行きます!

 

けいちゃんのつぶやき

一見、不動産投資と障がいはあまり関係ないと思われますが、どちらも知らないと”自分には縁がないモノ”と思われることや、マイナスなイメージを持つ方も多いです。株式会社アセットリードは不動産投資のイメージを、ブラサカ協会は障がいへ対するイメージを良くしていくことを目指しています。どちらも、”知らないから関係ない・縁がない”を、”身近の当たり前な存在”になれればいいなー。

 

今後の開催日

◎10月20日(金) 株式会社アセットリード関係者限定

◎11月9日(木) 19:30-21:00 / 会場:四ツ谷 / 蹴り多め版

◎11月22日(水) 19:00-20:30 / 会場:高田馬場 / 通常版

◎12月13日(水) 19:00-20:30 / 会場:神田 / 通常版

◎12月21日(木) 19:00-20:30 / 会場:高田馬場 / 通常版

※毎回、現役のブラインドサッカー選手が参加します!

※ボールを使用しますが、練習して試合出場が目的ではないため、運動が苦手な方もお楽しみいただけます。

※HP / お申し込み:https://www.offtime.jp

 

OFF T!MEインタビュー!!-きゅうじ-

皆さん、こんにちは!ブラインドサッカー選手のけいちゃんです。

夏休みにどんな思い出が出来ましたか?ぜひ、教えてほしいです!

OFF T!ME インタビュー第3弾。ぜひ、お楽しみくださいね♪

 

第3弾は”きゅうじ”こと、弁護士の藤川慎吾さんです。

けいちゃんから見た”きゅうじさん”の印象

スポーツが好きで、新聞を読みながら朝ごはん食べているイメージ!

写真:きゅうじさんがJBFAオフィスに来てくれました

では、早速インタビュー開始です。

 

けい:きゅうじさん、よろしくお願いします。さっそくですが、オフタイムに参加していかがでしたか?

 

きゅうじ:すごくいい時間でした。表現が難しいけど、有意義な時間だった。イベントとして楽しかった。

写真:楽しそうにボールを蹴るきゅうじさん

けい:具体的にはどんな部分が良かったですか?

 

きゅうじ:目を隠して行うので難しい。でも、体験して出来た。”難しい”と”出来た”の繰り返しが良かった。それと、体験したことが、仕事に活かせそうな内容だった。

 

きゅうじ:今のところ仕事で障がい者や高齢者と接することはないが、同僚と話をする機会や、これから接する機会がある可能性もあるので、同じ視覚障がい者でも、色々な見え方があることを知れて良かった。また、選手に質問することが出来たので、良い経験になった。

写真:仲間と協力しながら体験するきゅうじさん

けい:初めて接したブラサカ選手はどんな印象でしたか?

 

きゅうじ:カズ選手が話している時は普通の人にしか見えなかった。自己紹介するまでは障がいがあると分からなかった。障がいは外見では分からないなと実感出来た。

 

けい:体験内容はどうでしたか?

 

きゅうじ:歩く時、距離感が掴めなくて、どこまで進めば良いかわからなかった。やっぱり、サポートがあると安心感があるって感じた。

 

けい:そうですね。慣れていないと、自分と音の距離や方向が分からないですよね。

写真:仲間の声を頼りに歩くきゅうじさん

きゅうじ:そう!全員で目隠しする体験が一番怖かった。隣でサポートしてくれる人がいないから、自分で判断する必要があった。街中で1人で歩いている人を見かけることがある。その方々の世界観が分かった気がした。

 

きゅうじ:だから、仲間を見つけた時に安心感が生まれた。見えない分、音に過敏になった。でも、話し声、歩く音、拍手などの雑音が多く入ってきたので、音があっても不安があるって思った。だから、聞くことに集中していた。

写真:周りの声を聞くことに集中しているきゅうじさん

けい:お仕事の関係で、普段から人の話を聞く機会が多く、聞くことに慣れていても不安だったんですね。

 

きゅうじ:相談者とは電話で話すことが多いから、”見えていない方”と接することは今回と同じだと思った。

 

けい:対面で話すことが多いイメージですが、電話が多いんですね!

 

きゅうじ:そう。電話だけなので、認識のズレが生まれないようにしているよ。最初のうちは、早とちりしてしまうことが多くて、随時確認が必要だった。同じ表現でも違うことを言ってることもあり、みんな自分と同じではないから、共通認識が必要と改めて感じた。

写真:試行錯誤しながら仲間に伝えるきゅうじさん

けい:同じ職種の方に、OFF T!MEをおすすめ出来ますか?

 

きゅうじ:コミュニケートの表現方法、取り方が人によって違ったり、特徴があると分かった。コミュニケーション取りたい人と、一緒に体験するのがいいかも。その方の特徴を掴める。

 

けい:では、最後の質問です。「ブラインドサッカーを通じて視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会を実現すること」が、日本ブラインドサッカー協会のビジョンですが、きゅうじさんが考える「当たり前に混ざり合う社会」とは、どんな社会ですか?

 

きゅうじ:相手がどんな人なのか関係なく、お互いに助け合える社会。健常者が一方的にサポートしてあげるではなく、健常者・視覚障がい者関係なく、お互いに助け合い、その中にいたのが障がい者だったのという考えが良い。 

 

けい:そのお考えはまさに自分たち選手が伝えたいことです!

 

きゅうじ:誰かが困っていたら助ける。こういう人がどんどん増えればいいし、まずは自分から実践したい。言葉というよりも、人がやってるところを見てやりたいと思う人が増えると思う。サッカーのキングカズ選手のように行動で示す!

 

けいちゃんのつぶやき
体験会で毎回「相手に伝わるように説明することが大事」と参加者に伝えていますが、私自身、説明する時につい早口になってしまい、自分の中で苦手と思っています。なので、毎回気が付くことが多いです。ブラサカ選手や仲間と一緒にオフタイムで、あなただけの”なるほどね!”や”そういうことか!”を探してみませんか?

今後の開催日

◎9月15日(金) 19:30-21:00 / 会場:四ツ谷 / ※終了後別会場にて懇親会あり
◎9月29日(金) 19:00-20:30 / 会場:神田 / ※終了後別会場にて懇親会あり
◎10月20日(金) 19:00-20:30 / 会場:神田 / ※終了後別会場にて懇親会あり
◎11月9日(木) 19:30-21:00 / 会場:四ツ谷 / ※終了後別会場にて懇親会あり

◎12月13日(水) 19:00-20:30 / 会場:神田 / ※終了後別会場にて懇親会あり
※ボールを使用しますが、練習して試合出場が目的ではないため、運動が苦手な方もお楽しみいただけます。
※HP / お申し込み:https://www.offtime.jp

 

OFF T!ME インタビュー!!-ざっきー-

皆さん、こんにちは!ブラインドサッカー選手のけいちゃんです。
もうすぐ夏ですが、夏休みの予定はお決まりでしょうか?
OFF T!ME インタビュー第2弾。ぜひ、お楽しみください♪

第2弾は”ざっきー”こと、株式会社 エポスカードの野﨑香織さんです!

野﨑香織さん(ニックネーム:ざっきー)

けいちゃんから見た”ざっきー”の印象

カタカナよりもひらがなが似合い、声が優しい保育園の先生!

では、早速インタビュー開始です。

 

けい:ざっきーさん、よろしくお願いします。さっそくですが、オフタイムに参加していかがでしたか?

 

ざっきー:改めて、「見えない世界は怖いなー」と思いました。

 

けい:他にはありますか?

 

ざっきー:音に敏感になり、普段よりも周りの雰囲気を感じることが出来た気がします。

 

けい:”雰囲気”は人の気配とかですか?

 

ざっきー:そう!そうです!隣に人がいるとか、視覚以外の感覚が研ぎ澄まされた感じです。

 

ざっきー:こんな答えで大丈夫ですか?笑

 

けい:はい!もちろん大丈夫ですよ!感じた通りにお話してほしいです。

 

ざっきー:よかったです!最初は初めましての人と話すのに距離があり、でも、終盤のチームビルディング体験の時に、みんなで汗をかいて、楽しいって思いました!

 

けい:1番印象に残っている体験は、チームビルディングのワークですか?

 

ざっきー:うーん。そうですね。チームビルティングの最高潮って感じでしたし、達成感がありました!

 

ざっきー:チームメイトに「きゃぴきゃぴしてる」って言われちゃいました。笑

仲間とチームビルディングワーク

けい:見るからに楽しそうでしたもん。笑

 

けい:目標を大幅に達成していましたが、作戦とかありました?

 

ざっきー:みんなで話し合いをして、”見える人が指示をするのではなく、アイマスクをする人が指示をする”という作戦でした。それが、楽しくて、夢中になっちゃいました。笑

見えない人も主役になれるチームビルディングワーク

みんなで振り返りタイム

けい:実際に、試合中もアイマスク付けている選手が、見えているキーパーやガイドに指示をする場面も多いんですよ。他の内容はどうでしたか?

 

ざっきー:最初の歩く体験が印象に残っています。

 

けい:どんな印象でした?

 

ざっきー:歩いた後にアイマスクを取ったら、フラフラしましたし、ぶつかると怖いので、歩く時はゆっくりになってしまいました。

 

けい:(うなずく)

 

ざっきー:それと、体操の時に手を伸ばせなかったです。

 

けい:周りの人と自分の距離感が分からないので、ぶつかりそうで不安ですよね。

 

ざっきー:自分が不安だったので、頑張ってペアの人に説明をしようと心がけました!やっぱり、声をかけることや説明することは難しいです。見えていると「あれ」とか「これ」とか説明をしなくても通じるけれど、見えていないと通じないので、説明することにオドオドしちゃいました。笑

 

けい:ペアの方がすぐに理解していたので、分かりやすかったと思いますよ!どんな方法であれ通じれば大丈夫です!やっぱり、説明するのに時間かかりましたか?笑

仲間の声に集中!

ざっきー:はい。難しかったけれど、改めて、”言葉の大事さ”に気がつきましたね。”視覚に障がいがある方に接する時、具体的に説明をする必要があるんだなーっ”と感じました。

 

けい:今回の体験をお仕事や日常生活に活かせそうですか?

 

ざっきー:懇親会でハジ選手の隣に座ったんです。「右側にありますよ」って、お箸の場所を教えました!

 

けい:ありがとうございます!見える範囲が狭かったり、視力が低いと、机の端に置いてある物を見つけにくいんですよ。例えば、おしょうゆやお箸、ペーパーなどです。定食のように、全部お盆の中に入っていると、食器の場所がほぼ決まっているので、分かりやすいですが、みんなで分け合うような方式は、見えないとなかなか自分で料理を取るのが難しいです。ついつい遠慮しちゃいます。そういう時に声をかけてくれるとすごく嬉しいんですよ!

 

ざっきー:お仕事で視覚に障がいがある方にインタビューをすること、接する機会が多くあり、そこで、声をかける時や質問をする時に、わかりやすいと思ってもらえるように頑張ろうと思います。

 

けい:”ざっきーさん”の優しい声を聞くと、みんな、”どう答えたらいいか分からないけど、ざっきーさんなら受け止めてくれるから答えやすい”って、感じると思います!私がそうでしたので!笑

 

ざっきー:嬉しいです!駅や街中で白杖を持っている方を見かけることが多くあり、”やっぱり、大変だろうな”って改めて気が付きました。

 

けい:雨の日は特に大変です。雨の音で車の音が聞こえなくなり、傘と白杖をそれぞれの手で持つので、両手が塞がってしまうんです。前に障害物があるかどうか確認するために手を使うことが多いので、傘をささない方が多いです。ブラサカ選手は合宿や練習がある時にキャリーバックを持ったりするので、見かけたら「一緒に横断歩道渡りましょうか?」と、声をかけてくれると嬉しいです。

 

ざっきー:そうなんですね!そういう時に、声かけてみようと思います。声のトーンでイライラしているかどうかが分かるって聞いたので、インタビューする時や街中で声をかける時に、声をワントーン高めにすると意識しています!

 

けい:おお!さすがです!!

 

ざっきー:日本ケアフィット共育機構のサービス介助士インストラクター資格を持っていて、社員に向けて講師をしていたんですよ。伝える立場だったのに、忘れていたことを思い出しました。

 

けい:それで、最初からハジ選手への声かけが分かりやすかったんですね!納得です!

懇親会でも盛り上がりました!

けい:では、最後に「ブラインドサッカーを通じて視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会を実現すること」が、日本ブラインドサッカー協会のビジョンですが、ざっきーさんが考える「当たり前に混ざり合う社会」とは、どんな社会ですか?

 

ざっきー:それについて考えていたけれど、”難しいなー”って思いました。伝わるように話しますね。

 

ざっきー:みんなが居心地良いと感じる世界!誰かが我慢することは悲しいので、私の信念は「みんなに対して、対等に接すること」。困っている人がいたら助けたいです!子供にもそうなってほしいと思います。子供がまだ小さいけれど、すごく社交的で、スーパーでおばあちゃんに「大丈夫?」と声をかけることがあります。

 

けい:子供に声をかけられると和みます!挨拶だけでも1日中嬉しい気持ちで過ごせますね!

 

ざっきー:子供は素直なので、友達が転んだら、みんなでかけよって「大丈夫?」と声をかけるけれど、大人はいつの間にかそれが、だんだんと無くなっている気がします。自分の子供には、こういうことを大人になっても当たり前に出来る人になってほしいです。

 

けい:この間、ブラサカ体験授業で学校を訪問した時に、体育館の場所が分からず、廊下で迷っていたら、1年生が道を案内してくれました。本当に嬉しかったです。

 

ざっきー:そう!そういう感じです。

 

けい:ざっきーさん、ありがとうございました!ざっきーさんのお話を聞いて、大人のプライドを捨てて、しどろもどろになっても良いので、勇気出して、たくさんの人に声をかけます!

 

けいちゃんのつぶやき
色々な方にオフタイムの感想を聞いていますが、私自身、今まで当たり前と思って、疎かにしていることに改めて気がつくことが出来ています。ブラサカ選手や仲間と一緒にオフタイムで、あなただけの”なるほどね!”や”そういうことか!”を探してみませんか?

今後の開催日
7月14日(金) 19:00-20:30 @神田会場 / 終了後懇親会あり
7月27日(木) 19:00-20:30 @溜池山王会場 / 終了後別会場にて懇親会あり
8月17日(木) 19:00-20:30 OFF T!ME Biz light@新宿会場 / 終了後懇親会あり
8月25日(金) 19:00-20:30 @神田会場 / 終了後懇親会あり
9月15日(金) 19:30-21:00 @四ツ谷会場 / 終了後別会場にて懇親会あり
※ボールを使用しますが、練習して試合出場が目的ではないため、運動が苦手な方もお楽しみいただけます。
※HP / お申し込み:https://www.offtime.jp

 

 

OFF T!ME インタビュー!!-おか-

皆さん、こんにちは!ブラインドサッカー選手のけいちゃんです。
最近、雨が降っており、気温差もありますが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
OFF T!ME インタビュー復活します。ぜひ、お楽しみください♪

第1弾は”おか”こと、株式会社クリアソンのパートナーである"岡村康平"さんです!

岡村康平さん(ニックネーム:おか)

けいちゃんから見た”おか”の印象

気遣いが出来るマイペースな芸術家

では、早速インタビュー開始です。

けい:おかさん、いつもファシリテーターとして活動しておりますが、初めてOFF T!ME参加した時、どんな感じでしたか?

おか:初めて参加して、正直、めっちゃ怖かったし、不安だった。

けいアイマスクを着ける経験はありますか?

おか:うーん。飛行機乗る時ぐらいかなー。

けい:普段、見えないことに慣れていないと、やっぱり、不安ですよね。どんなところが特に怖かったですか?

おか:体験している時、最初すごく怖かったから、「普段、こういうふうに生活しているんだ、道路渡る時にどうしてるんだろう?」って気になった。自分なら外に出れないなって思って、そこですごく不安を感じた。

けい:いきなり見えなくなるとそうですよね。ずっと怖くて、不安でした?

おか:そうでもなくて、途中から「視覚障がい者、すげーな!」って思った!こうやって色んな音を頼りに生活しているのかと驚いたし、本当にすごいと思った。

真剣に仲間の説明を聞く


けい:”怖い”から”すごい”と思ったタイミング、気持ちが変わったタイミングはどういうキッカケでしたか?

おか:歩く時に、名前を呼んでくれたり、優しいトーンで声をかけてくれて嬉しいって思った。見えないぶん、言葉と同じぐらい声の質に注目出来たかも。

仲間の声を聞いてゴールを目指す!


けい:確かに!相手の表情が見えないので、同じ言葉でも、声のトーンや速さで反応を確認してます。というよりも、してました!笑

おか:やっぱりそうなんだね!止まってるボールの場所を教えてもらう時に、教えてもらうから、少し申し訳ない気持ちになってた。その時に優しいトーンで教えてくれるのと、ちょっと怖い口調で教えてもらうのと、教えてもらう方の気持ちが全然違うじゃん。優しいトーンの方が安心出来たし、不安が解消された。

けい:そうですね。自分たちは普段の生活で助けてもらうことが多いので、ついつい、その方の反応を確認しちゃいますね。

おか:教えてもらう時に、上から目線でやってあげてる感じゃなくて、まろやかで優しい感じの声の方が気持ち的に楽かな。そうすると自分も優しくなれると思った。

おか:普段は目で見てるから、あまり気にしなかったけど、見えないと、声で本当の感情を見えた気がする。笑

仲間にボールの場所を分かりやすく説明


けい:後半からグループになりましたが、初対面の方々と話せましたか?

おか:お互い初めて会ったから、自己紹介も誰からするってなったの。でも、話し始めると、どんどん話やすい雰囲気になった。チーム名を決める時に、共通点を探さないといけないから、みんなで質問しまくった。笑

けい:どんな質問がありました?笑

おか:もうね、出身地、好きな食べ物、焼酎が好きかワインが好きか、修学旅行どこに行ったとか。色んな意見あったから、なかなかチーム名決めれなくて。笑

けい:ちょっと気まずい雰囲気から、どうやって話やすい雰囲気に変わりました?

おか:お互いに質問することによって、やっぱり、その人の趣味とか、好きなこととか分かるから、他者理解に繋がりやすいよね。そこで、共通の趣味があると話が盛り上がったなー。特にタイミングは無くて、自然にだんだんと。

けい:チーム名を決めるのに時間かかったとおしゃっていましたが、作戦を決めるのも時間かかりましたか?

おか:いや、そうでもなくって、自己紹介でその人のタイプや雰囲気が分かったから、作戦考える人、修正意見を言う人、役割を分けることが出来た。みんな仲良くなったから、チームが良くなるための修正意見も出しやすかった。

けい:初めて会う方が多い中で、自分の意見を言うのに勇気がいりますよね。でも、意見を言いやすい雰囲気を作ることが出来て良かったです!

チームビルディングのワーク


けい:この記事を読んでいる皆さんにひと言をお願いします!

おか:視覚障がい者の理解やサポートの方法が分かったのもそうだけど、普段自分がいかに目に頼ってコミュニケーションしてたが分かった。フットサルやってるから、アイコンタクトが多くて、いかに言葉が大事かって気がついた。自分が伝えたいよりも、受け取る人が嬉しいって感じる方が良いし、そのために言葉や声質がすごく大事って思った。皆さんもどうですか?笑

けい:ありがとうございます!これで、参加者増えそうです。笑

 

けい:最後に、「ブラインドサッカーを通じて視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会を実現すること」が、日本ブラインドサッカー協会のビジョンですが、おかさんが考える「当たり前に混ざり合う社会」とは、どんな社会ですか?

おか:急に来たな!笑
そうだな、答えはないと思ってる。何事も他者理解だし、人にはそれぞれの色(特徴)があって、他の人の色を自分のパレット(受け皿)に入れられるといいなって思ってる。何か描きたい(行動をしたい)時に、いつも取り出せるし、自分の色を伝えることによって、他の人もおかの色を使って描けるようにしてる。自分の中で小さな混ざり合う社会作りたいと思ってる!

けい:おかさん、ありがとうございました!おかさんのお話を聞いて、多くの方にOFF T!MEの魅力を分かりやすく伝えるには、その方々に会った話し方・言葉が良いと改めて感じました!

けいちゃんのつぶやき
オフタイムを定期的に開催しております。よろしければ、オフタイムで、あなただけの”なるほどね!”や”そういうことか!”を探してみませんか?

今後の開催日
6月23日(金) 19:00-20:30 @神田会場 / 終了後懇親会あり
7月14日(金) 19:00-20:30 @神田会場 / 終了後懇親会あり
7月27日(木) 19:00-20:30 @溜池山王会場 / 終了後別会場にて懇親会あり
8月17日(木) 19:00-20:30 OFF T!ME Biz light@新宿会場 / 終了後懇親会あり
8月25日(金) 19:00-20:30 @神田会場 / 終了後懇親会あり
9月15日(金) 19:30-21:00 @四ツ谷会場 / 終了後別会場にて懇親会あり
※ボールを使用しますが、練習して試合出場が目的ではないため、運動が苦手な方もお楽しみいただけます。
※HP/お申し込み:https://www.offtime.jp

 

 

けいちゃんの思い&2022年のご挨拶

みなさん。こんにちは。

ブラインドサッカー選手のけいちゃんです。

ブラサカに携わり約11年になり、そして、OFF T!MEに関わり約9年になります。

そんな、ブラサカが大好きなけいちゃんの思いや気持ちを少し書きます。

けいちゃんの思い
先日、IBSA ブラインドサッカー アジア・オセアニア選手権 2022が終了しました。女子は優勝、男子は3位の結果となりました。たくさんのご応援、本当にありがとうございました!

こちらの写真は男子3位決定戦、園部選手がPKを決めた瞬間です。見えない選手と見えるガイドが声をかけあい協力した結果としてゴールが出来たと感じています。弊協会が目指す”ブラインドサッカーを通じて視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会”を実現している瞬間ですね。個人的には、障がいの有無に関係無く、友達として一緒に喜ぶことが好きです。このような関係性がどんどん広がれば、みんなが幸せになれると思います。ブラサカを通じて、そんな世界を実現していきます。そのために体験会を通じて多くの方に私たちの思いを”伝わる”ように伝えていきます!
 
●ブラサカの体験会には4種類あります。

1、小・中学校向けのダイバーシティ教育プログラム:スポ育

2、企業向け研修プログラム:OFF T!ME Biz

3、大人向け個人参加のプログラム:OFF T!ME

4、各地で実施しているどなたでも参加な体験会

 

その中で、個人参加しやすいのがこの”OFF T!ME”です。”目をOFFにすると、新しい発見がある”をコンセプトに実施しています。よろしければ、ぜひ、”当たり前に混ざり合う社会”の実現に向けて、一緒に参加しませんか?
・OFF T!MEとは:http://www.offtime.jp
・今後の日程
1/17火 19:00-20:30 @神田
1/27金 19:00-20:30 @高田馬場
 
年末のご挨拶

2022年は、269名の方にOFF T!MEへご参加いただきました。
本年もみなさまには格別のご厚情を賜り、心より感謝申し上げます。

弊協会を代表し、感謝申し上げます。

来年もブラインドサッカーを通じて視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会の実現へ向けて、様々な取り組みを実施して参ります。

今後とも変わらぬ、ご愛顧のほどお願い申し上げます。

来年へ向けて
みなさん、いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
来年はさらにOFF T!MEへ新しいワーク、新しいスタッフ、新しい発見などを取り入れます。OFF T!ME革命を起こしますので、楽しみにしていてください。書いたからには、全力でやります!しばし、目だけではく、心もOFFにして、お休みを全力で楽しみます。1年間本当にありがとうございました。来年もたくさん、よろしくお願いします。

 

次回のテーマ:OFF T!MEスタッフの2023年の抱負