OFF T!ME|目をOFFにすると、発見がある。

日本ブラインドサッカー協会が運営する、ブラインドサッカー体験プログラム「OFF T!ME」のブログです。ブラインドサッカーで培ってきたものが、コミュニケーション、チームビルディング、ダイバーシティ理解に効果をあげています。

OFF T!MEインタビュー!!-りんごちゃん&ともさん-

こんにちは!ブラインドサッカー選手のけいちゃんです。皆さんはどこでこのブログを見つけたのでしょうか?また、どこでブラインドサッカーを知りましたか?教えてくれると嬉しいです。ぜひ、コメントをお待ちしていますね:)

それでは、OFF T!ME インタビュー第6弾。ぜひ、お楽しみくださいね♪
今回は、同行援護ガイドヘルパーの”りんごちゃん”と”ともさん”です。
*同行援護とは、視覚障がい者の外出をガイドヘルパー(同行援護従業者)がサポートする障害者総合支援法に基づく福祉サービスです。視覚障がい者の外出時に同行して必要な情報を提供しながら移動を支援する方がガイドヘルパーです。

りんごちゃんとともさんに事務所へ来ていただきました!

けい:りんごちゃん、ともさん、よろしくお願いします!

 

りんごちゃんともさん:よろしくお願いします!

 

ともさん:ちょっと緊張しているからメモを見ながらお話しますね。

 

りんごちゃんまっちゃんもよろしくお願いします。

 

まっちゃん:ぼくは、ずっとお2人のお話に興味があったので、同席させていただきました。よろしくお願いします!

 

けい:早速ですが、、、、オフタイムに参加された感想を教えてください。

 

ともさん:ブラサカ選手がかっこよかったです!みんなで協力して難しい内容を出来るようになったから楽しかったです。自分が見えない状態を経験したので、改めて見えない時のコミュニケーションの大切さや、見えることの大切さに気が付きました。

参加者の皆さん:けいちゃんの話を聞く

けい:ありがとうございます!他の参加者ともたくさんコミュニケーション取れました?

 

ともさん:はい!懇親会も盛り上がりました!こんな感じで大丈夫でしょうか、、、?

 

けい:はい!もちろん大丈夫ですよ。ありのままにお話いただければ嬉しいです!

 

ともさん:はい!よかったです。

 

けい:りんごちゃんは、いかがでしょうか?

 

りんごちゃん:初めて会った人同士でも壁を取っ払って、見えない状態で体験して仲間になれるのがよかったです。名前を呼ぶのがポイントと言っていたので、みんなで認識し合うことが出来て、一歩踏み込んでコミュニケーションを取ることが出来たと思います。

みんさんに名前を呼ばれるりんごちゃん

けい:りんごちゃん、りんごちゃんって、皆さんにめちゃくちゃ呼ばれてましたね。なぜ、りんごちゃんなんですか?笑

 

りんごちゃん:ガイドネームです。りんごが好きなので、、、。

 

けい:親しみやすくて、覚えやすいですね!ともさんはガイドネームありますか?

 

ともさん:私はとものままです。

 

けい:シンプルで分かりやすいです!

 

けい:お2人はオフタイムでどんな内容が印象に残ってますか?

 

ともさん:準備体操ですね!知らない人と組んで、一所懸命伝えましたが、伝わらなかったです。答え合わせの時に言葉の大切さを実感しました。

ともさん:仲間に体操を説明する

けい:準備体操は伝えたいけど、複雑なストレッチだと伝え方が難しいので、もどかしくなっちゃいますね、、、。りんごちゃんはいかがでしょうか?

 

りんごちゃん:全員でアイマスクする体験ですね。司令塔が現れて、みんなをまとめてくれた。それに、体験会が始まる前なのに、みんなブラサカボール初めて触るので、自然にパス回しが始まったのが驚きだった。

 

ともさん:スポーツの良さだね!

 

りんごちゃん:本当に誰も「始めよう」って言わずとも、自然に始まったよ。

 

ともさん:いいですね!

 

りんごちゃん:最初はボール1つでやってて、途中からボールが増えて、大変だったよ。笑

 

ともさん:すでにスタートから楽しそう!!

 

けい:そうですね!皆さん楽しそうにやっていましたね!お互いにニックネームを呼び合いながら実施してましたね。

 

けい:コミュニケーションが大変とおっしゃっていますが、同行援護の時にいつも視覚障がい者に声をかけて情報を提供しているので、オフタイムでの声かけもスムーズではなかったですか?

 

りんごちゃん:情報提供の種類が違うかも、、、。体験では自分も見えないから発信しないといけなかったから、使う能力が違うと思うな〜。体験中は意思疎通するために”クロックポジション”を使うけど、ガイドの時は自分が言いやすいように工夫してるからあまり使ってないんですよ。自分が見えているから、「もうちょっと前」とか言っちゃうもんなー。

 

けい:クロックポジション大事ですね!目の前にアナログ時計があるイメージで、遠いところの正面が12時、右が3時とか言うよ。物の場所とか道を教える時に使う人もいますね。自分は逆に使っちゃいます。たまに「3時半」って言います。笑

 

りんごちゃん:そうなのー?笑

ともさん:仲間にボールの場所を教える

けい:(笑笑)ともさんは何回かご参加いただいていますが、2回目以降と初回とで何か違いなど感じますか?

 

ともさん:オフタイムに参加する前は、「安全に行けるかな?」、「この情報量で大丈夫かな?」って、いつも緊張しながらガイドをしていたのですが、それだと利用者さんにも緊張感が伝わってしまうと思いました。利用者さんには緊張よりも、外出している時の楽しさを伝えたいと思い、オフタイムの何かが役に立てると思い参加しました。参加してみて、分かりやすい説明の方法を発見したので、その発見を身につけるためと、伝える技術を磨くために何回も参加しています。

 

けい:外出する時は楽しい方が利用者さんにとっても嬉しいですもんね。そもそも、お2人の同行援護のガイドヘルパーを始めたきっかけはなんでしたか?

 

ともさん:前職は接客業でしたので、視覚障がいのお客さまも多く、どうやって楽しんでお買い物が出来るか、どんな方法が良いか考えた時に、調べたら同行援護が出てきました。それで、資格を取ろうと思いました。

 

けい:そうなんですね!自分もそうですが、視覚障がい者は、情報を取るのに時間かかるので、物を選ぶのがめんどくさいと思ってしまい、同じ物を選ぶことが多いんですよ。そこで店員さんが優しく説明してくれると新しい物に挑戦したくなります。

 

まっちゃん:僕は選手に飲食店のメニューを説明するのですが、写真の説明が苦手なので時間がかかってしまいます。その時に店員さんの説明があると僕も助かりますね!笑

 

けい:りんごちゃんはいかがでしょうか?

 

りんごちゃん:歩いている時に白杖を持っている方をよく見かけます。バスが来たタイミング、電車に白杖が詰まったり、困ってそうな状況はずっと気になっていました。「声をかけたいけど、ちゃんと案内が出来る知識が欲しい。」とか「どういうふうに案内やお手伝いが出来るか知りたい。」って思ってた。

 

けい:そうですよね。お手伝いしたいと思っても、どうやって声をかけたら良いか分からないですよね、、、。「何かお手伝いしましょうか?」って声かけると良いですが、皆さん知らないですもんね。

 

りんごちゃん:そう!そういう情報を知りたかったんだよー。コロナ禍だったので、情報は過去のものばかりで、なかなか良い情報が見つからなかったんだ。何かのきっかけで、ブラサカ協会を見つけて、同行援護の情報を見て、ガイドヘルパーを募集したり、研修もやっているので、色々教えてもらえると思いました。

 

ともさん:私は研修に参加して、たくさん教えてもらいました!

 

りんごちゃん:ガイドになって、一歩踏み出したって思った。色々新しいことに出会えて、ブラサカもそうだし、ともさんと出会って、オフタイムを教えてもらったしね。

 

けい:そういう繋がりがあったんですね!オフタイムが同行援護や生活に活かせることなどありますか?

 

ともさん:オフタイムに参加してブラサカに詳しくなって、ブラサカが友人やお客さまとの会話のきっかけになっています。それと、言葉で説明しようと意識したり、自分の気持ちを伝えるけど、相手の気持ちをさらに確認することを心掛けています。

 

りんごちゃん:事務職なので、社内での情報提供を常に考えています。色々な情報から「何をこの人に伝えるか」、「伝えたいことを伝えられているか」、「色々なことを伝えると情報がボケて分からないな」とか、思考回路のもっていき方のクセがついてきたと思う。

 

けい:お2人はガイドヘルパーだけでなく、ボランティアとして大会運営にも来ていただいていますよね?同行援護などの福祉サービスを統括している岡本に無理矢理にお願いされているんですか?笑

 

りんごちゃん:バレた?笑

 

ともさん:はい、、、。お願いされてます。笑

 

りんごちゃん:(笑笑) 最初に「手引き体験をやりたい」って言われました。ブラサカ大会運営のボランティアに入ったことがあり、大会の雰囲気は知っていたので、初めてだけど一緒に試行錯誤して出来ると思った!

りんごちゃん(左):大会のブースを運営中

けい:即答でOKだったんですね!

 

りんごちゃん:そう。ガイドヘルパーがいなくて、マッチングが出来ないって聞いてるし、平日も行きたいけど、会社があって行けないから、ガイドヘルパーが増えるといいなって思ってた。岡本さんがガイドヘルパーを増やそうと頑張ってることやガイドヘルパーになるための研修の回数を増やしてるのを知ったから、「色々な方に同行援護に行って欲しい!」って思ってお手伝いを決めた。

 

けい:思いが通じあったんですね!

 

りんごちゃん:そうです。その時のブースでともさんと出会いました!

 

ともさん:「風が強くてゆっくりアテンドしましょう」と話しながら、他の方とも仲良くなりましたね。

 

けい:ブース運営に携わっていた皆さんがホスピタリティの高さと、お客さんに笑顔で接しているところが、すごく印象に残っています!

 

りんごちゃん:ガイドが楽しいから色んな方にやってほしいと思っているからかな。ガイドは大変だし、色々気をつけないといけないことはありますよ。でも、大したことあるけど、大したことないって思う。見え方の度合いが違うだけで、一緒にお話しすると楽しいと思っています。それを皆さんに知ってほしいですね!

 

けい:安全第一ですが、楽しんでいるんですね!

 

りんごちゃん:そうですね!色んな方の話、ブラサカ代表選手とのお出かけ、一緒にブラサカ練習したり、色んな話を聞けたり、経験したり楽しいよ。皆さんの経験や考えが違うので、生活様式も違う。見えないから生活するのに工夫が必要で、それぞれ自分で工夫しながらストレス溜めないように”選択”しながら生活してるって感じた時にストンと思った。

 

けい:確かに自分がやりやすように常に工夫してます。

 

けい:ともさんはどうですか?

 

ともさん:新しい情報が入って、新しい世界を知れたことですかね。私は視覚障がいの知り合いに”ミートミークス”アプリを紹介されました。他の同行援護は、利用者とガイドヘルパーが話をして、予定を合わせるのですが、時間がかかるので、依頼を断られることが多いそうです。それをアプリでマッチングが出来るのは便利と思いました。

 

けい:アプリにチャット機能もあるので、すぐにやり取りが出来ますもんね。

 

ともさん:事前にアプリで利用者さんの行きたいお店や欲しい物を知ることが出来るから、行く前に準備が出来るからさらに良い時間を提供出来ると思った。便利だからみんなにもミートミークスを使って欲しいと思った。

 

りんごちゃん:そうね。事前に情報収集が出来るから当日慌てなくても大丈夫なのが良いです。利用者さんも安心出来ると思います。

ともさん(右):大会でお客さまと手引き体験をする

けい:オフタイムの時も同行援護の話で盛り上がってましたね。

 

りんごちゃん:オフタイムに参加した時に「ガイドやってる」って言っても、他の方は何をやっているか分からなくて、説明しちゃったよ。

 

ともさん:私の時もそうだった!

 

りんごちゃん:社員研修とかに取り入れてもらって、みんなにもっと知って欲しいね。やってることろを見せないと想像つかないから、声かけようと思ってもやり方分からないと声掛けしにくい。

 

ともさん:私が説明する時は、介護ヘルパーって先に言ってしまう。ガイドヘルパーは認知度が低いから介護って言うとイメージ出来る人が多いですよ。そこからガイドヘルパーの説明をしてます。

 

りんごちゃん:それ分かりやすいですね!去年までは私も知らなかったです。ボランティアかと思いました。

 

ともさん:私もです。

 

けいガイドヘルパーという単語自体があまり知られていないんですよねー。毎回の外出が楽しいとおしゃっているお2人ですが、印象に残っているエピソードはありますか?

 

ともさん:利用者さんと一緒に洋服を選んだことがありました。前職の経験を活かすことが出来た!一緒に探して良いものを買えたから、お互いが楽しくて、winwinだった!

 

けい:面倒くさがらずに、じっくり説明してくれるのは本当に嬉しいです!りんごちゃんはどうですかー?

 

りんごちゃん:情報提供が出来た瞬間だね。そうだねー。映画とランチに行った時ですね。疑問に思っていることがあって、見えている情報だと答えが分からなくて、UDキャストの音声ガイドを聞いていた利用者さんに確認したら、視覚情報はなかったけど、音声情報には答えがあった。その時に答え合わせ出来たのが楽しかった。情報提供している側だけど、情報を提供されている側でもあるって思った。

 

けい:UDキャストの音声ガイドは映画とかを音声で説明してくれる映画館にあるアクセシビリティですね。テレビの副音声みたいなイメージですね。確かにあれは便利です!

 

ともさん:利用者さんと映画は行ったことないけど、博物館とかの音声ガイドは聞くと楽しいですね。答え合わせね。盛り上がりますね。エピソードを聞いてるだけで楽しいですね。

 

けい:お2人のように楽しく活動いただいている方がいるので、自分たちの生活が豊かになっていると感じます。こらからもよろしくお願いいたします。最後にひと言お願いします。

 

りんごちゃんガイドヘルパーは楽しいですよ。

 

ともさん:一緒にオフタイム参加して楽しい時間を過ごしましょう!

子どもたちも気軽に同行援護を体験出来る

今後の開催

◎9月13日(金) 19:00-20:30 / 会場:神田
◎9月25日(水) 19:00-20:30 / 会場:高田馬場
◎10月18日(金) 19:00-20:30 / 会場:神田
◎10月25日(金) 19:00-20:30 / 会場:高田馬場
※毎回、現役のブラインドサッカー選手が参加します!
※ボールを使用しますが、練習して試合出場が目的ではないため、運動が苦手な方もお楽しみいただけます。
※HP / お申し込み:https://www.offtime.jp

 

けいちゃんのつぶやき

今回はガイドヘルパーとして活動いただいているお2人にお話していただきました。「ガイドヘルパーはハードルが高い」、「視覚障がいの方と一緒に歩くので特別な知識が必要」と考える方がいらっしゃると思います。そんなことはありませんよ。例えば、飲食店のメニューを読んだり、一緒に歩く時に「階段登りますよ」と声をかけたり、このお野菜は⚪️⚪️円ですよと情報を伝えたりすることが多いです。りんごちゃんも言っていましたが、ガイドヘルパーをすることはたいしたことありますが、大したことないです。ぜひ、興味を持ってくれると嬉しいです。

同行援護:https://www.b-soccer.jp/news/19062-meetme-x-2

けいちゃんのつぶやき-思いやり&回転テーブル-

みなさん。こんにちは!
ブラインドサッカー選手のけいちゃんです。
けいちゃんのつぶやき」と題して、視覚に障がいがある私だからこそ、日常で発見したこと・気が付いたことをシェアしていこうと思います。気軽に読んでいただけると嬉しいです:)

 

今回のお話は、OFF T!ME後の懇親会でファシリテーター”ま〜坊”、カズ選手とのひと時です。回転テーブルがある中華料理屋さんで、カズ選手とけいちゃんの間にま〜坊が座るフォーメーションで食事が開始しました。次々とお料理が運ばれて来て、ま〜坊は自然に「唐揚げ食べますか?」、「けいさん、酢豚来ましたよ」、「カズさん、餃子のタレは何がいいですか?」といつものように気遣いしてくれていました。

 

カズ選手とけいちゃんは何を注文したかは、みんなが店員さんに言っているのを聞いているので分かっています。ただ、何のお料理がどこに置いてあるのか、お皿にどれぐらいあるのか、どのように盛り付けられているかは見えません。「自分が取った物が途中で落ちたらどうしよう」、「間違えて取りすぎてしまったらどうしよう」、「自分が料理を取るのが遅いと他の方に迷惑がかかってしまう」などと考えてしまいます。ま〜坊的には「目が見えにくいから取ってあげている感覚ではなく、先輩だから取っているだけです。カズさんとけいさんがいつも僕のことを助けてくれるのと同じですよ」とのことです。すごく嬉しいですね!

 

定食のように場所が決まっていて、最初にどこに何が置いてあるのかを覚えてしまうと大丈夫ですが、みんなで取り合うような形式、今回の回転テーブルみたいに、物の場所が変わってしまうと分かりにくい時があります。生活している中で、物の場所を変えないように気を付けています。ちなみにけいちゃんはクローゼットの洋服や本棚に置いてある本の順番を覚えていて、すぐに探せるようにしています。笑

 

ブラサカ選手と一緒に仕事している時、
お互いに何を意識しているの?
仕事の中で難しいところは?
どんなふうに仕事を進めているの?
気になることは、OFF T!MEで発見が出来るかもしれない!


ブラインドサッカーを用いたワークショップの開催日
◎6月14日(金) 19:00-20:30 / 会場:高田馬場
◎6月28日(金) 19:00-20:30 / 会場:神田
◎7月19日(金) 19:00-20:30 / 会場:高田馬場
◎7月24日(水) 19:00-20:30 / 会場:神田
※HP / お申し込み:https://www.offtime.jp
※毎回、現役のブラインドサッカー選手が参加します!
※ボールを使用しますが、練習して試合に出場することが目的ではないため、運動が苦手な方もお楽しみいただけます。

 

けいちゃんのつぶやき

社内で使うシステムが変わったから、使い方が分からなくなった。上司へ報告するフローが変わったから、誰に聞けば良いか分からなくなった。地図アプリに沿って歩いているのに道に迷ってしまった。買い物するのを忘れて、買いたい物が売り切れになってしまった。そんな困っている時に誰かが、声をかけてくれると嬉しいですよね。「障がい者だから困る」ではなく、「困るのはみんな同じで、その人が偶然障がいがある方だった」と思って接してくれると嬉しいです。そう思うと自然に思いやりの気持ちが出てくると思います。

 

お問い合わせ先
NPO法人日本ブラインドサッカー協会 オフタイム担当
TEL:03-6908-8907 
Mail:offtime001@b-soccer.jp

上の写真:カズ選手とま〜坊 / 下の写真:けいちゃんとま〜坊

 

けいちゃんのつぶやき-物価上昇&矛盾-

みなさん。こんにちは!
ブラインドサッカー選手のけいちゃんです。
けいちゃんのつぶやき」と題して、視覚に障がいがある私だからこそ、日常で発見したこと・気が付いたことをシェアしていこうと思います。気軽に読んでいただけると嬉しいです:)

 

GWはすごく天気がよかったので、BBQ、セーリング、サイクリング、ブラサカ練習など充実した休日でした!今回はGW中に全盲夫婦の友人宅へ行った時のお話です。全盲といっても少し光を感じることが出来る方もいらっしゃいますが、このお2人は光も感じることが出来ない見え方です。2人目のお子さんが産まれたのでお家に遊びに行きました!物価上昇しているのでミルクやオムツ代も値上がりしているとのこと。そこで「毎月の電気代が他の家庭よりも1.5倍ぐらい高い」と言っていました。

 

全盲で光を感じないのに部屋の電気を付けないで生活をしているので、電気代は安いと思う方もいらっしゃるかもしれません。安全と節約を考慮して、使わない電化製品はコンセントを抜きたい、でも、刺さったままでないと困るので、電気代は高いそうです。理由は、音声で操作しているため、コンセントを刺したままでないと使えない家電が多い、部屋の電気が付いているか忘れちゃうことがあるので付けっぱなしが多い、ガスよりも電気を使うことが多いなどです。

 

見えないのに部屋の電気付けるの?
料理をする時はガスを使わないの?
見えないのにどうやって⚪️⚪️をやっているの?どうやって工夫しているの?
気になることは、OFF T!MEで発見が出来るかもしれない!

ブラインドサッカーを用いたワークショップの開催日
◎5月24日(金) 19:00-20:30 / 会場:神田
◎6月14日(金) 19:00-20:30 / 会場:高田馬場
◎6月28日(金) 19:00-20:30 / 会場:神田
◎7月19日(金) 19:00-20:30 / 会場:高田馬場
◎7月24日(水) 19:00-20:30 / 会場:神田
※HP / お申し込み:https://www.offtime.jp
※毎回、現役のブラインドサッカー選手が参加します!
※ボールを使用しますが、練習して試合に出場することが目的ではないため、運動が苦手な方もお楽しみいただけます。

 

けいちゃんのあと書き
見えないから電気を使わない=電気代が安いという先入観を持っている方もいらっしゃるかもしれません。自分が知らないことへの先入観を持っていることが多いですよね。”見えないから⚪️⚪️しない”、”見えにくいから⚪️⚪️が出来ない”という先入観。見えないから記念撮影しない、そんなことないですよー。

 

お問い合わせ先
NPO法人日本ブラインドサッカー協会 オフタイム担当
TEL:03-6908-8907 
Mail:offtime001@b-soccer.jp

カズ選手初めての青森県

 

けいちゃんのつぶやき-バス&想いやり-

みなさん。こんにちは!
ブラインドサッカー選手のけいちゃんです。

けいちゃんのつぶやき」と題して、視覚に障がいがある私だからこそ、日常で発見したこと・気が付いたことをシェアしていこうと思います。気軽に読んでいただけると嬉しいです:)

先日、帰宅するためにバスに乗りました。何となく、いつも通りにお金を払い、空いている席に座りました。いつもと同じ日常。続々と人が乗車して来て、小学校低学年ぐらいの子が「運転手さんお願いします!」と元気な声で挨拶。偶然降りる場所も同じで、降りる時も「ありがとうございました!」と運転手さんに向かって大きな声でお礼。

 

皆さんにとっての当たり前なことは何ですか?手紙や荷物を配達してくれること、必要な方に座席を譲ること、電気やガスがいつでも使えること、具合悪くなったらお医者さんに診てもらうこと、人によって違いますよね。運転手さんはバスを運転することがお仕事なので、お客さんを目的地に乗せることが当たり前と思っているかもしれません。しかし、自分が当たり前にやっていることに対して、お礼を言われるとすごく嬉しくなりますね。

 

自分と相手の当たり前が違うから、どうやってコミュニケーションとったらいいの?
相手の当たり前に自分が合わせた方がいいの?
自分の当たり前をどうやって伝えたらいいの?
気になることは、OFF T!MEで発見が出来るかもしれない!

 

開催日
◎5月24日(金) 19:00-20:30 / 会場:神田
◎6月14日(金) 19:00-20:30 / 会場:高田馬場
◎6月28日(金) 19:00-20:30 / 会場:神田
◎7月19日(金) 19:00-20:30 / 会場:高田馬場
◎7月24日(水) 19:00-20:30 / 会場:神田
※毎回、現役のブラインドサッカー選手が参加します!
※ボールを使用しますが、練習して試合に出場することが目的ではないため、運動が苦手な方もお楽しみいただけます。
※HP / お申し込み:https://www.offtime.jp

 

けいちゃんのあと書き
日常生活でも、お仕事でも、さまざまな人と関わることがありますね。皆さん好きなこと、趣味、生活環境、得意なこと、苦手なこと、経験してきたことなどが違いますよね。みんな違うので考え方が違うのが当たり前ですよね。「写真は目が見える人が撮る」という当たり前な考えですが、そうでもないですよー。

淡水の夕日@台湾

 

けいちゃんのつぶやき-ファミレス&先入観-

みなさん。こんにちは!

ブラインドサッカー選手のけいちゃんです。


今回から「けいちゃんのつぶやき」と題して、視覚に障がいがある私だからこそ、日常で発見したこと・気が付いたことをシェアしていこうと思います。気軽に読んでいただけると嬉しいです。

 

先日、練習帰りに友人たちとファミレスでのひと時の気付きです。GWの話になり、みんなで、温泉、遊園地、旅行、サッカー観戦に行きたいなどの話で盛り上がりました。けいちゃんが「遊園地の絶叫系乗るなら下で待ってるね」と言うと、全盲の友人が、「ぼくも高い場所が苦手なんだよねー」と澄ました顔で言いました。

 

目が見えていないと、景色の変化や自分がいる高さが分からないので、高いところや絶叫系マシーンは怖くないというイメージがありますよね。確かに視覚では感じることが出来ないけれど、高い建物は下から伝わってくる振動、人が動く時の揺れが、低いところよりも強いので、高いところが怖いだそうです。1番苦手なのは吊り橋で、足元が不安定だとさらに不安とのこと。

吊り橋が怖いならジャングルジムで遊ばないの?
高いところが不安なら、速いのはどうかな?
気になることは、OFF T!MEで発見が出来るかもしれない!

開催日
◎4月12日(金) 19:00-20:30 / 会場:高田馬場
◎4月26日(金) 19:00-20:30 / 会場:神田
◎5月10日(金) 19:00-20:30 / 会場:高田馬場
◎5月24日(金) 19:00-20:30 / 会場:神田
※毎回、現役のブラインドサッカー選手が参加します!
※ボールを使用しますが、練習して試合に出場することが目的ではないため、運動が苦手な方もお楽しみいただけます。
※HP / お申し込み:https://www.offtime.jp

 

けいちゃんのあと書き
足元が不安定なのは見える/見えない関係なく、それをどうやって感じるかの違いだけですね。今回は、見えない=高い場所は平気という先入観についての気付きのお話でした。先入観は誰にでもあります。先入観があることは悪いことではなく、ただ知らないだけですね。これからはこのブログを通じて、少しでも視覚障がい者について知ってもらえるようにポップに書き続けます。

 

登山も楽しめますよ@ブルー・マウンテンズ

 

OFF T!MEインタビュー!!-とよさん-

こんにちは!ブラインドサッカー選手のけいちゃんです。
2024年も始まりましたが、みなさんが今年の楽しみにしていることはありますか?けいちゃんはなんと言ってもパリ・パラリンピックです!ブラインドサッカーは男子日本代表が出場しますので、一緒に応援しましょ:)

 

それでは、OFF T!ME インタビュー第5弾。ぜひ、お楽しみくださいね♪
今回は、ワークショップと同じぐらい懇親会が大好きな”とよさん”こと特別支援学校で教員をしている田中豊大さんです。

ボールを鳴らすとよさん

けいちゃんが紹介する”とよさん”
とよさんは勉強熱心で、なんでもこなせちゃうタイプの方です。かといって、ビール大好きで、一緒に飲むと楽しいです!

 

けい:とよさん、いつも、ありがとうございます!今日もよろしくお願いします。

 

とよさん:けいちゃん、よろしくお願いします!まっちゃんも遠いところまでありがとうございます^^

 

まっちゃん:よろしくお願いします。

*この日は、まっちゃんがどうしてもけいちゃんと一緒に行きたいとい言うので、ところどころ登場します。笑

 

けい:では、早速、聞いちゃいますね。とよさんがブラサカやOFF T!MEを知ったきっかけはなんでしたか?

 

とよさん:10年ぐらい前から競技自体の存在は知ってた。テレビで見たこともあった。ただ、やってみたいという思考はなかったな〜。

 

けい:10年前はちょうど体験会が広まって、OFF T!MEが始まったぐらいですよ。その時から時が経って、何がきっかけで「今、体験したい」と思いました?

 

とよさん:(笑笑)職場で聴覚障がいの子どもたちと関わるようになって、”障がい”について知りたいと思っていた時に、友人がOFF T!MEを紹介してくれたことがきっかけかな。

 

けい:口コミ、嬉しいですね!紹介された時、すぐに参加したいと思いましたか?

 

とよさん:やる側になると思ってなかったけど、面白そうって思った。

 

けい:最初に参加した時、どうでした?覚えてますか?笑

 

とよさん:覚えてますよ。四ツ谷に1人で参加して、けいちゃんたちが入り口で暖かく迎えてくれたね。

とよさんが最初に参加した回終了後の集合写真

けい:目が見えにくいって気が付きました?笑

 

とよさん:最初にけいちゃん見た時は、当事者でなく、髪の毛の色を抜いて染めてるだけだと思ったよ。

 

けい:よく言われます。笑 

 

けい:体育館入ったら、誰も知っている人がいなくて緊張しました?

 

とよさん:最初のワークでペアになった方も初めてって言ってたので、心強いって思った。準備運動で緊張感がゼロになりましたね。

準備体操をするとよさん

けい:初めての目隠しはどうでしたか?

 

とよさんアイマスクの付け方が分からなくて、近くの人と確認しあった。それに、初めてだったし、光もなくなるから怖かった。無になった。 

 

けい:今はどうですか?

 

とよさん:毎回怖いよ。でも、今は、アイマスクを付けて見えない状態の感覚を取り戻すのが速くなった気がする。毎回、最初に防御の姿勢を教えてくれるので、段々と怖くなくなる。

 

けい:よかったです!各回の違いとかありますか?飽きとか感じますか?

 

とよさん:飽きないですね。メンバー違うし、内容も違うので、、、。この回は話す人多いから、聞くのを大事にしようと思って、聞き手に回ろうって思う。

 

けい:おお!俯瞰して見れていますね!

 

とよさん:そうね。それで、自分が声を出す回もあったり、体育会系が多いと声出しまくるとか、毎回新鮮だね。

 

けい:そうなんですよ!自分たちも参加者が毎回違うので、「この回はどんな感じかな〜」って、いつも楽しみにしているんですよ。

仲間にボールの場所を伝えるとよさん

とよさん:違うと楽しいよね。笑

 

けい:そうですね!違いを楽しめるのはいいですよね!今はアイマスクすることにも慣れてきて、体験自体はどうですか?

 

とよさん:1番最初は疲れた。人生初めて手話だけで授業を受けた感覚と同じになった。体がこわばる感じがして、酸欠になった時の感覚と似てた。

 

けい:すごく不安だったんですね・・・。

 

とよさん:そうね。話すことも多いから喉が渇くし、懇親会あるけどどうしようってなった。

 

けい:お申し込みの時点で懇親会へ”参加”ではなく、”検討する”でしたもんね。

 

とよさん:そうそう。体験で楽しかったから、懇親会も参加した。結果、めっちゃ楽しかったし、ビールもたくさん飲んだな。笑

 

けい:体験と懇親会の両方に参加しているとよさんに聞いちゃいますね。OFF T!MEの1番の魅力はズバリなんでしょうか?

 

とよさん:けいちゃんに会えることかな。笑

 

けい:それ、大文字にして出します!笑

 

まっちゃん:今のカットでお願いします。笑

けい:カットしません!笑)

 

とよさん:本当だよ。視覚障がいの当事者に会えることは魅力だと思うし、人によって話す内容が違うので、聞いていて面白い。けいちゃんは先天性で、カズさんは中途とか、それによって困ることとか、知らないこと知れるのは楽しいと思う。

カズ選手との集合写真

けい:ありがとうございます!カズ選手との見え方が真逆なんですよ。こからもたくさんお話しましょう!選手や参加者同士で話をたり、体験したり、飲んだり、何が1番楽しいですか?

 

とよさん:気付きが多いところかな。仕事で関わる子どもたちは工夫して生活しているし、自分も工夫の毎日。聞こえない子どもたちには「目で聞く」っていつも言っていて、オフタイムで「音を見る」って教えてもらって、仕事に繋がってると思った。

 

けい:目で聞く。確かに繋がっていますね!

 

とよさん:みんな出来るための方法を探して、工夫を練り出すワークはまさに自分の仕事と同じだと思った。「工夫すると無理だと思ったことが出来るようになる」って、いつも子どもたちに言っていることなので、改めて気が付いたかな。

 

けい:それで、同じ職場の方と一緒にご参加いただいているんですね!1人と友人で参加する時の違いとかありますか?

 

とよさん:1人の方が良いかも、、、。すっごい良いから行ってきてって言われて、場所分からないし、サッカー経験者いっぱいいるのかと思ったからハードル高いって感じた。みんな初心者同士が多いから安心感があったなー。それに、1人の方が他の方と打ち解けやすい感じがする。

 

けい:そうですよねー。選手に質問しようと思っても、友達の前ですとちょっと恥ずかしいですよね。

 

とよさん:質問ねー。当事者からの話を聞けるのはよかった!

 

まっちゃん:どんな話がよかったですか?

 

とよさん:見え方は人によって違うし、同じグループに進行性の視覚障がいの方が偶然いて、その方の人生の話も聞けたね。紹介した方も参加した後に当事者からの話が良かったと言ってたよ。

 

けい:それはよかったです!話すのが好きな人が多いんですよ。話の他にどのコンテンツが印象深いですか?

 

とよさん:みんなで列に並ぶワーク。難しいけど、達成感が味わえる。あとは、チーム戦のワークかな。僕、勝ったことがないんだよな〜。勝ちにこだわりつつ、チームの世界観がある。その世界観が好き。

列に並ぶコンテンツ

まっちゃん:サッカー未経験でもこのコンテンツを楽しめましたか?

 

とよさん:サッカー未経験者が多いし、ブラサカのワークショップなので今ぐらいがいいと思う。蹴ることが多めじゃない方が初心者にとっては気付きが多いと思う。

 

けい:”気付き”というワードが出ましたが、オフタイムに参加して何か役に立つことありましたか?

 

とよさん:粘り強くなったと思う。生徒との関わり方に影響が出たかな。教え方が変わったというよりは、”諦めるのではなく、工夫してみて”と今まで以上に催促出来るようになった。

 

けい:障がいがあるなしに関係なく大事なことですもんね!

 

けい:ずっと気になっていたことなんですが、子どもたちは声が聞きづらいと人の感情が分かりにくいところとかありますか?私が人の表情が見えないので、声だけで判断していると、時々分からないんですよね。

 

とよさん:聴覚障がい者はチャットとかで文字のトラブルが多いんですよ。”相手にとっての優しさは何か”とか”相手の意思”の想像力は大事で、いつも感情を想像しているようです。障がいとか関係なく、相手を想像するところはリンクする部分あるよね。

 

けい:ありがとうございます!同じです。想像でしかないので、間違いを起こさないようにコミュニケーションが大事ですよね。同じ職場の方々もよく一緒に参加されていますが、皆さんの反応はどんな感じですか?

 

とよさん:僕、要らなかったぐらい、みんな楽しんでたし、何かを発見してたみたい。それに、みんなで試合見に行きたいって言ってるよ。

 

けい:嬉しいです!自分たちは「1人でも多くの方に”障がい”に対するスティグマを薄くしていきたい」と思ってこの活動を続けているので、本当に嬉しいです!その中で友だちと同じように思ってくれるのが1番嬉しいです!!最後にひと言をお願いします。

 

とよさん:多くの人に参加してほしい。僕も同じ学校の違う学部の人に声かけているので、皆さんもぜひ!

 

けいちゃんのつぶやき

私自身が、このインタビューを通じて、聴覚に障がいがある子どもたちについて知る良い機会になったと思います。”障がい”は違うけど、工夫をして生活しているところ、人の感情を想像するところは同じだと感じました。それは、障がいあるなしに関わらず誰しもがやっていることだと思います。先日、まっちゃんと伊豆大島へ体験会へ行きました。目で景色を楽しむことは出来ないかもしれませんが、飛行機の揺れ、嗅覚で椿や潮の匂い、聴覚で鳥の声や波の音、味覚で「べっこう寿司」を楽しみました。目が見えにくくても、みんなと違っても、マイノリティーでも、人生を楽しめることをOFF T!MEを通じて多くの方に伝えていきます。なので、皆さん、視覚を遮断して新しい世界を見付けてみませんか?

 

今後の開催日

◎3月15日(金) 19:00-20:30 / 会場:高田馬場

◎3月22日(金) 19:30-21:00 / 会場:四ツ谷

◎4月12日(金) 19:00-20:30 / 会場:高田馬場

◎4月26日(金) 19:00-20:30 / 会場:神田

◎5月24日(金) 19:00-20:30 / 会場:神田

※毎回、現役のブラインドサッカー選手が参加します!

※ボールを使用しますが、練習して試合出場が目的ではないため、運動が苦手な方もお楽しみいただけます。

※HP / お申し込み:https://www.offtime.jp

伊豆大島の海

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年そして2024年-けいちゃん-

こんにちは!ブラインドサッカー選手のけいちゃんです。

もうすぐ2023年が終わろうとしています。けいちゃんの今年の一字は「率」です。理由はオフタイムの時にご説明しますね!

 

今年は322名の方にOFF T!MEへご参加いただきました!

発信する、聞く、相手を思いやる。

シンプルで、言われてみれば当然のことだけど、意外に忘れていることが多い。
アイマスクをすると、そんな当たり前のことに気が付くことが出来ます!


小学生の子どもたちは、アイマスクをしている相手に言葉で伝わらなければ、手を取って教える子が、圧倒的に大人よりも多い。そして、ボールを見失った仲間へのかけ声は、近くまで行ってから伝えようとします。大事なのは、どうやったら相手に伝わりやすいかですね。

 

腕を曲げて、ぐるぐる〜、ぐるぐる〜:)

 

みんなどこ〜?ここだよ〜。仲間の声が聞こえると嬉しいな♪

 

仲間がいるから安心だ!



見えないと最初は不安だけど、だんだん楽しくなって来たぞ!

 

日本ブラインドサッカー協会のビジョンは、ブラインドサッカーを通じて視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会を実現することです。このビジョンに向けて障がい者のみにアプローチしても実現しないため、個人の大人へもアプローチしています。それが、このOFF T!ME。

ご参加いただき、伝える側、伝えられる側を順番に体感しながら、どういう状況が当たり前に混ざり合っている社会なのか、それに向けて自分は何が出来るのかを皆さんと一緒に考えていきたいです!

 

2024年8月にはパリ・パラリンピックがあります。ブラサカ男子日本代表が出場しますので、皆さんで一緒に応援しましょう!