OFF T!ME|目をOFFにすると、発見がある。

日本ブラインドサッカー協会が運営する、ブラインドサッカー体験プログラム「OFF T!ME」のブログです。ブラインドサッカーで培ってきたものが、コミュニケーション、チームビルディング、ダイバーシティ理解に効果をあげています。

けいちゃんのつぶやき-思いやり&回転テーブル-

みなさん。こんにちは!
ブラインドサッカー選手のけいちゃんです。
けいちゃんのつぶやき」と題して、視覚に障がいがある私だからこそ、日常で発見したこと・気が付いたことをシェアしていこうと思います。気軽に読んでいただけると嬉しいです:)

 

今回のお話は、OFF T!ME後の懇親会でファシリテーター”ま〜坊”、カズ選手とのひと時です。回転テーブルがある中華料理屋さんで、カズ選手とけいちゃんの間にま〜坊が座るフォーメーションで食事が開始しました。次々とお料理が運ばれて来て、ま〜坊は自然に「唐揚げ食べますか?」、「けいさん、酢豚来ましたよ」、「カズさん、餃子のタレは何がいいですか?」といつものように気遣いしてくれていました。

 

カズ選手とけいちゃんは何を注文したかは、みんなが店員さんに言っているのを聞いているので分かっています。ただ、何のお料理がどこに置いてあるのか、お皿にどれぐらいあるのか、どのように盛り付けられているかは見えません。「自分が取った物が途中で落ちたらどうしよう」、「間違えて取りすぎてしまったらどうしよう」、「自分が料理を取るのが遅いと他の方に迷惑がかかってしまう」などと考えてしまいます。ま〜坊的には「目が見えにくいから取ってあげている感覚ではなく、先輩だから取っているだけです。カズさんとけいさんがいつも僕のことを助けてくれるのと同じですよ」とのことです。すごく嬉しいですね!

 

定食のように場所が決まっていて、最初にどこに何が置いてあるのかを覚えてしまうと大丈夫ですが、みんなで取り合うような形式、今回の回転テーブルみたいに、物の場所が変わってしまうと分かりにくい時があります。生活している中で、物の場所を変えないように気を付けています。ちなみにけいちゃんはクローゼットの洋服や本棚に置いてある本の順番を覚えていて、すぐに探せるようにしています。笑

 

ブラサカ選手と一緒に仕事している時、
お互いに何を意識しているの?
仕事の中で難しいところは?
どんなふうに仕事を進めているの?
気になることは、OFF T!MEで発見が出来るかもしれない!


ブラインドサッカーを用いたワークショップの開催日
◎6月14日(金) 19:00-20:30 / 会場:高田馬場
◎6月28日(金) 19:00-20:30 / 会場:神田
◎7月19日(金) 19:00-20:30 / 会場:高田馬場
◎7月24日(水) 19:00-20:30 / 会場:神田
※HP / お申し込み:https://www.offtime.jp
※毎回、現役のブラインドサッカー選手が参加します!
※ボールを使用しますが、練習して試合に出場することが目的ではないため、運動が苦手な方もお楽しみいただけます。

 

けいちゃんのつぶやき

社内で使うシステムが変わったから、使い方が分からなくなった。上司へ報告するフローが変わったから、誰に聞けば良いか分からなくなった。地図アプリに沿って歩いているのに道に迷ってしまった。買い物するのを忘れて、買いたい物が売り切れになってしまった。そんな困っている時に誰かが、声をかけてくれると嬉しいですよね。「障がい者だから困る」ではなく、「困るのはみんな同じで、その人が偶然障がいがある方だった」と思って接してくれると嬉しいです。そう思うと自然に思いやりの気持ちが出てくると思います。

 

お問い合わせ先
NPO法人日本ブラインドサッカー協会 オフタイム担当
TEL:03-6908-8907 
Mail:offtime001@b-soccer.jp

上の写真:カズ選手とま〜坊 / 下の写真:けいちゃんとま〜坊