みなさん。こんにちは!
ブラインドサッカー選手のけいちゃんです。
「けいちゃんのつぶやき」と題して、視覚に障がいがある私だからこそ、日常で発見したこと・気が付いたことをシェアしていこうと思います。気軽に読んでいただけると嬉しいです:)
7月に大阪駅前のうめきた広場でブラインドサッカーの国際大会の運営に携わりました。事前設営と大会当日合わせて約1週間、大阪に行きました!普段のブラサカ体験会は日帰りや1泊が多いため、1週間は長いようで、短かったです。「見えにくいけいちゃんが国際大会の運営出来るの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。出来ないことはありますが、自分で言ってしまいますが、、、出来ることもたくさんありますよ!笑
事前の設営では、プラ柵を運ぶ、フェンスに幕を付ける、ブースの準備、軽い荷物を運ぶ、配布物のアッセンブリなどです。大会当日は、体験会の実施、ブースの運営、物販の売り子、インフォメーションでの案内係などです。どれも簡単そうに思えますが、眩しいのが苦手なけいちゃんにとっては、1人で実施するのが難しい内容が多いです。その時にいつも助けてくれるのが、JBFA職員で車椅子の”みやじ”です。プラ柵を置くにしても、どこに置くかは眩しくて見えないですし、大きいので待って歩くと周りの物に当たるので、1人だと不安です。その時に”みやじ”が「その柵の右側に置いて」や「左から人来てるから、一回ストップね」など情報をさりげなく教えてくれています。また、試合会場にはスピーカーや電光掲示板の配線がたくさんありますので、その時も「足元にケーブルあるから大きく一歩」、「そこは柵で通れないから左から」と言ってくれます。チラシを配布する時も”みやじ”は階段を登れないので、けいちゃんの目となって「3段目の左から2番目の人持ってないよ」や「あそこで遊んでる親子がこっち気にしてるから体験してくれそう」と教えてくれます。「この人坂道になると車椅子押してってすぐに言うし、自分で動かないで、口ばかり出して、嫌だなー」という感覚は全く無く、逆に「それぞれ出来ないことをお互いに補ってるなー」と感じます。
”みやじ”は、けいちゃんのことを”けー”と呼んでいます。2人でブラサカ体験会にも行きます!他の人から見ると「大丈夫かな?この2人で体験会出来るかな?」と心配されることはあると思います。けいちゃんからしたら、いつもより気を付けているので、逆に安心しています。冗談が言えて、助け合える仲間がいると思うと、少し嬉しいです。これこそが「冗談が言えて、出来ないことをさりげなく補いながら生活していて、JBFAが理想としている混ざり合ってる社会だなー」と密かに思っています。
普段は、体験会の他にどういう仕事をしてるの?
いつもどうやってサポートを受けながら仕事してるの?
スマホやパソコンはどうやって使うの?
気になることは、OFF T!MEで発見が出来るかもしれない!
ブラインドサッカーを用いたワークショップの開催日
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※HP / お申し込み:https://www.offtime.jp
※毎回、現役のブラインドサッカー選手が参加します!
※ボールを使用しますが、練習して試合に出場することが目的ではないため、運動が苦手な方もお楽しみいただけます。
けいちゃんのあと書き
ブラサカの会場は楽しいですが、けいちゃんにとっては不安もあります。でも、その不安を取り除いてくれるのが、仲間たちです。「段差あるよ」、「左親子の方が体験したいそうです」、「一緒に運びましょう」、「これを〇〇さんに渡して来て、〇〇さんは右前にいるよ」とさりげなく教えてくれます。1週間はすごく疲れましたが、充実感あふれる1週間でした!ブラサカ選手は体験会ばかりしている???そんなことありませんよー!
お問い合わせ先
NPO法人日本ブラインドサッカー協会 オフタイム担当
TEL:03-6908-8907
Mail:offtime001@b-soccer.jp